きろく君2号
購入して今年で4年目になります。
これを買う前は我が家には質屋で買った小さなフィルムカメラがひとつあるだけでした。
それが壊れて最近やたら宣伝している(当時)デジタルカメラにしようということになり、
早速行きつけの電器屋へ。
我が家は基本的に写真は自分で撮ることより他の人から写してもらうことが多かったので、
カメラなんて家庭の常備薬みたいなもの程度しか考えておらず、
知識なんて全くありませんでした。
それで電気屋の店員さんに「小さくて、軽くて、一番操作が簡単なのを見せてください。」
と完全に丸投げして選んでもらい購入したのがこの機種です。
その後まったく使用せずにほったらかしたままでしたが、
購入してから一年半ぐらいたったある日、
小旅行に出かけることになり、
ついでに持って行き使用してみてデジタルカメラの利便性にはじめて気づきました。
それ以来ずっと外出するときは肌身離さず持ち歩いています。
有効画素は500万画素、1/2.5型CCDです。
焦点距離は35㎜-105mmの光学3倍、デジタル4倍。
このデジタルズームはマッタク使いモノになりません。
レンズのF値はF2.8-4.8。
シャッタースピードは2秒から1/2000秒ですが、
撮影者が調節する事が出来ません。
カメラが勝手に決めます。
シャッターボタンを押してから撮影するまでタイムラグがあります。
よって動く被写体全般がダメダメですが、
景色や静止している被写体を写すときは問題ありません。
感度はISO64-400、撮影者が選択できるのは64-320まで。
AUTOモードだとほとんどISO200です。
画像は荒くはないのですが、全体的に暗いです。
露出補正は±2.0、ですが0.3単位でしか調節できません。
マクロ撮影は10cmしか被写体に近づく事が出来ないため、
近い距離にある被写体を撮影する時よくピンボケします。
液晶モニターは2.0インチ、11.5万画素。
ちょっと光の当り具合が悪いだけで液晶画面が見えなくなってしまいます。
起動時間は早い方です。
レンズが出てくるときのカメレオンの目の様な動きが楽しいです。
手ぶれ補正機能なんてついていませんから、
片手で撮ると手ブレによる乱れが多くなるので必ず両手で撮影しています。
夜景モードは三脚が無いとマッタク使えません。
公式データでは撮影枚数は170枚、ですが実際は120枚撮る事が出来たらいい方です。
平均100枚前後でバッテリーが切れます。
記録メディアはxdというメモリーカードです。
このマイナーな汎用性のないカードにさんざん振り回されています。
パソコンのカードリーダーにはついていませんので
USBでカメラとつないでPC内に移さなければなりません。
その上この作業はカメラのバッテリーをやたらと食います。
ですから充電の作業も毎回必要になってきます。
現在このメモリーカードはオリンパスしか使用しておらず
生産数が少ないため容量も小さく価格が高いです。
カメラの知識も経験も必要なく簡単に撮れるカメラなのですが、
使い込めば使い込むほど欠点も山のように出てきます。
2009年現在、かなり時代遅れの性能になってしまいましたが今でも使っています。
これからも動かなくなるその日までずっと外出時のパートナーとして愛用し続けるでしょう。